――― 心に残るカルテ ―――
腰痛・ぎっくり腰・交通事故（むち打ち）の臨床例
運転手のＹさんは、ひと月に２～３回しか札幌の自宅に戻れず、毎日のようにトラックで走り回っている長距離専門のドライバーです。
初めて、当院に来られたのは２年ほど前です。いつもはトラックの運転席の後ろのわずかなスペースで仮眠をとっているのですが、ある日、いつものように仮眠をとっていて４時間後に目を覚まし起きようとした際に、寝相が悪かったのか腰の筋肉に相当な負荷がかかってしまい腰全体が重だるくなってしまったそうです。
時間の経過とともにどんどん痛みが増してきて運転に不安を抱えながらも、なんとか歯を食いしばって札幌の会社まで帰ってくることが出来たとの事でした。
しかし、車から降りようとしたときにギクッと生まれて初めてのぎっくり腰を発症してしまいました。数人の同僚に支えてもらいながら震えが来るほどの痛みと戦い、やっとの思いで当院へ来られました。
問診表や保険証の提示を後回しにして、相当な時間をついやしながらベッドで腹臥位になっていただき、早速、鍼施術を開始しました。
２０分ほど置針をした後に抜鍼を終え、もう起きていいですよと声をかけると、本人が恐る恐るゆっくりと立ち上がり、痛みが消失していることがわかると喜びと驚きが入り混じったような顔をしていて、針灸施術の凄さを体験させていただきました、と笑顔で帰られるのを見送りながら、
私は一日も長くこの仕事を続けていこうと改めて決心しました。
その後、彼は少しでも腰が重だるくなったり、違和感があると筋肉の疲労を取り除きに２～３ヶ月に一度来院して針治療を受けに来ていました。このような
筋・筋膜性腰痛（疲労性）の治療は、
もちろん一度で完治いたします。
また、今年の３月頃仕事を終えて、Ｙさんが自家用車で自宅に帰る途中、信号待ちで停車していたところに後ろから来たワゴン車に追突されてしまい、事故直後から首の熱感と腫脹が酷くなり、数時間後には首が全く動かなくなってしまったそうです。
救急車で整形外科に向かい、点滴やコルセットを装着したりして、痛み止めの注射も打ってもらい帰宅したのですが、時間が経つにつれ痛みが酷くなり睡眠がとれなかったばかりか２～３日後には、頭痛や吐き気まで増悪したようです。また、１０日間も満足な食事ができていなかったので、当院に来られた時は顔色も悪くゲッソリしていました。
早速、診察したところいつものＹさんの首回りが一回りも太くなったような感じがして、大変辛い思いをしていたのだなと感じました。
当院には、交通事故に遭われた方が年間何十人も来院されますが、彼の様に酷い状態で来られるのは１５人に１人ぐらいはおられます。
Yさんには、
針治療を４日間行いました。１回目の治療で睡眠が十分とれるようになりました。２回目の治療では食事もできるようになり、４回目の治療では熱感も腫脹も消失し、首の可動域制限もなくなり、普通の生活ができるようになりましたと話してくれました。
５回目の治療を行おうとしたところ、本人が９５％以上良くなったので「あとは先生三ヶ月くらいかけて治してください」との要望があり、私も「？」と思いながらも了解した経緯がございます。それからは牽引療法と電気治療、手技療法を行って完治させました。
このように
筋・筋膜性腰痛、ぎっくり腰、交通事故による外傷（ケガ）も、当院の治療によってどこよりも早く痛みが消失し、普通の生活に戻ることが出来ます。ちなみにあと１回鍼施術を行っていれば、その時点で完治していたと思います。
しかし、YさんにはYさんなりの事情があったと思われます・・・・
筋膜性腰痛（疲労性）は一度の治療で完治。
ぎっくり腰は軽・中度で１回、重度で２～３回で完治。
むち打ち症は、どんなに重い症状でも５回以内で間違いなく完治いたします。また、長らく腰部や頸部(首)の痛みで悩み苦しまれている方は、ぜひ、お電話でご予約の上ご来院ください。
東洋医学の黎明流鍼灸治療は効果絶大です。
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黎明(ﾚｲﾒｲ)総合院（鍼灸・整骨）
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